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コーヒーのモトヤマの素

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2011年 08月 08日

無頼

 何故だか、昔からアウトローや無頼に憧れてしまう。

ギリギリで危うく、脆く、弱く、最低。たとえ“悪”でも、とても“生”を感じる。
いつもギリギリで生きている、それは”生”をこなしてるような人達にはとうてい分からない世界。
 
 昔、麻雀を覚えたいと思ってた時期があり、「ドサ健ばくち地獄」を読んだことがある。
麻雀放浪記シリーズ、阿佐田哲也である。
しかし、そこは根暗で文学好きの健全なじゃりん子、純文学名義のペンネーム“色川武大”の方を
読んでみたいと思った。
そして数年後、やっと手にとった色川武大。

なんでしょう、彼らのような人たちは生まれた時から生きることと死ぬことを同じくらい意識してるのだろうか。

死ぬことは…フツーだ。
そのフツーまでの生きるってことは…何だろうか。深沢七郎だったら「屁のようなもの」というのかな。
常にいっぱいの生きると死ぬを背負ってるひとは、凄味がある。
 
 本の中でみた色川武大の写真、ド迫力。これが凄味か。
ギラギラしていた。
無頼_f0231406_17351326.jpg


by motoyama-coffee | 2011-08-08 17:39 | | Comments(0)


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