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2010年 11月 22日

織田作之助

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 今日はいい夫婦の日ということで、織田作の「夫婦善哉」を思い出す。

とても好きな小説で、オダサクという作家を知るきっかけになった本なので思い入れも深い。

3年ぐらい前、所用で大阪に行く事になりその前に読んでまんまとハマってしまった。

だから、空いた時間に一人「オダサク・プチツアー」をした。

法善寺横丁内の「めおとぜんざい」で一人、二つのお椀を目の前に「一人より夫婦のほうがええ

いうことでっしゃろ」をやる勇気はなく、お土産用のぜんざいを購入した。

その後、観光客で満席の自由軒で一人ライスカレーを食べた…。

 織田作は三十三歳で急逝した作家で、当時同じく無頼派といわれる太宰治と共に「東に太宰、

西に織田作」などと呼ばれる流行作家だったようで。

太宰も織田作も志賀直哉を批判した論文がそれぞれありますが、太宰の「如是我聞」は感情むき出し

支離滅裂。対し、織田作の「可能性の文学」は理路整然、彼の文学への熱い思いも感じとれます。

お顔もなかなかの美貌で、言うほどかっこ良くない(笑)太宰と比べても、この勝負織田作の勝ち

でしょう。

織田作の上方しゃべくり文体はリズムがあり、ちょこちょことペーソスを残します。

当時、「夫婦善哉」は男女の痴情の小説など書きおって!と軽侮され酷評されたようです。

それに対し織田作は、「観念やイデオロギーが小説にあってはいけない、本当の小説の思想とは

人間を描くことにある」と主張。かっこいいじゃないですか。文士じゃないですか。

そして現代、織田作の文学が読み継がれ、読者がたくさんいるということ。

人間を描くこと=本質を表現したものが必然的に残る、ということでしょうか。

と、エラソーにいもっ娘が言っちゃいましたが、

  「ま、そういうこっちゃ」 ですよね、オダサクはん?
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by motoyama-coffee | 2010-11-22 18:21 | | Comments(0)


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